結びビト～梛（なぎ）さんと海を望む熊野古道を歩く～

古来の巡礼の正装・壺装束(つぼしょうぞく）をまとった「結びビト」と熊野古道を巡ります。
ご用意している本プログラムは、現在の熊野古道の地図には記載されていないものの、平安から鎌倉時代には正式な参詣道（さんけいどう）として多くの参詣者が行きかったルートを、20年以上のガイドの経験を有する「結びビト」が案内いたします。熊野古道の歴史や昔はどのように京都から参詣に来ていたのかを聞きながら、歴史を知り、歴史の1ページを垣間見ることができます。

【プログラム概要】

◆予約期間　 2024年12月1日（日）～
◆体験期間　2024年12月9日（月）～
◆除外日　　 2025年6月1日（日）～9月30日（火）
◆実施時間　9:30～、13:30～　※1日2回開催
◆所要時間　約3時間
◆人数　　　最大8名様
◆対象年齢　 10歳以上
◆料金（税込み）　　　
・10,000円　（1名参加の場合）
・8,000円　（2名参加の場合の1名料金）　
※3名以上参加の場合は料金が異なるためお問い合わせください。
◆体験に含まれる内容
・熊野古道散策（ガイド付き）
・ティータイムのお菓子
◆備考　
・オールインクルーシブでの宿泊の予約、料金は別途必要です。
・状況により内容が変更になる場合があります。
・天候により中止となる場合がございます。

結びビト申し込みフォームはこちら

「結びビトとは」

日本各地の都市部や観光中心地を「母屋（おもや）」、その一歩先のまだあまり知られていない美しい地域を「離れ（はなれ）」と捉えると、「グランドメルキュール和歌山みなべリゾート＆スパ」は、「はなれ」といえる地域に建つホテルです。
ホテルを拠点に、自然豊かな絶景や、地域に根付く伝統や文化、地元の人々との触れ合いなどを楽しむ「＃はなれ旅」という旅のスタイルを提案しています。この「＃はなれ旅」をより思い出深いものにするために企画するのが、オリジナル体験プログラム「結びビト」です。また、その地域に精通し伝統や文化を守り続けている方を「結びビト」と呼んでおり、お客様とその地域を結びつける役割を担います。今回は、絶景の参詣道を辿るだけでなく、豊かな知識と経験を持つ「結びビト」のガイドで、見て、聞いて、触れながら、古来の参詣の様子を想い描く体験をお楽しみいただけます。
※「#はなれ旅」について：https://accor-resorts-japan.jp/experience/

「結びビト」プロフィール

壺装束に身を包み、海を望む熊野古道を歩く梛（なぎ）さん
◆和歌山市生まれ大阪育ち

今回の「結びビト」は和歌山県のホテルでコンシェルジュとして勤務していた経験を持つ椰（なぎ）さんです。
ホテル勤務時代、お客様から熊野古道に関する質問をいただくことが多く、より正確かつ多くの情報をお伝えしたいという想いから、2002年に独学で勉強を開始。多くの人の信仰を集めた神秘性、参詣道に残る言い伝え、参詣の風習など、その魅力に魅了され、20年の長きにわたり今も現役でガイドを続ける豊富な知識を持っています。
古来の巡礼正装である「壺装束」に身をつつみ、お客様をご案内します。

「熊野古道とは」

今から約1200年前の平安時代に「祈り」と「癒し」を求めて、人々が熊野三山と呼ばれる本宮大社、速玉大社、那智大社の三つの神社を目指して歩いた参詣道のことです。参詣道は小辺路（こへち）、中辺路（なかへち）、大辺路（おおへち）、紀伊路（きいじ）の4つのルートがあり、どこを通っても自由でした。
また、熊野三山のこの3ヶ所の神様に詣でることを「熊野詣で」とも言い、熊野詣では身分に関係なく、お金があってもなくても老若男女問わず誰でも詣でることができました。熊野詣では自分の悪い心や犯した罪を浄化してくれて、生きながら正しく美しい心に生まれ変われるご利益がある、と人々に信仰されてきました。

熊野古道で唯一の白砂青松の浜で爽快な気分を味わう

鬱蒼とした樹木の中、峻険（しゅんけん）な峠道を行くイメージの強い熊野古道ですが、海を眺める開放的なルートもあります。
今回お楽しみいただくルートは現在の熊野古道の地図には記載されていませんが、往時は正式な参詣道として多くの人が行きかったルートであり、また広大な熊野古道の中で唯一、海を眺めながら歩くルートです。

ウミガメが産卵時に上陸するため、遊泳禁止の保護区に指定される美しい千里の浜からスタートします。
「貝王子（かいおうじ）」の別名を持つ、その社殿に千里の浜で拾った貝殻が賽銭代わりに供えられたとされる千里王子神社(*1)、厄除け観音としてでも有名な近西国三十三箇所札所のひとつ千里観音、そして梅林を歩く約5Kmのルートをお楽しみいただけます。

*1参考：Groove wakayama（ぐるわか）

絶景と和歌山銘菓でティータイムを楽しむ

雄大な太平洋がパノラマで広がる絶景スポット、千里の浜でティーセットをご用意しています。

香り豊かなじゃばらと橙をブレンドした柑橘ドリンクと、でこぼこした熊野古道の参詣道を現した熊野古道クランチや安珍清姫伝説の作中に出てくる釣鐘の形をした職人手作りの釣鐘饅頭など、5種類の和歌山銘菓で、雄大な海を眺めながら特別なひと時をお過ごしいただけます。
銘菓は玉手箱に詰め、風呂敷に包んでお渡しします。荷物を詰めた風呂敷を背中にたすき掛けにしていた、古来の参詣のスタイルでティータイムをお楽しみいただけます。

【2泊3日スケージュール例】

＜1日目＞
13:00 ランチ　もとや魚店で　シラス丼など
14:30 梅酒作り体験　（要予約）
※紀州梅干し館　紀州梅干しの梅翁園にて
15:30 チェックイン
16:30 ソーシャルイブニング・樂遇（らぐ）でのおくつろぎ
18:00 ご夕食
20:00 温泉
22:00 ナイトキャップ・鳥渡（ちょっと）でお酒を愉しむ

＜2日目＞
07:00 ご朝食
09:00 みなべ周辺観光　　　
※1月下旬から2月末日まで「南部梅林」で梅のお花見がおすすめ
11:30 国民宿舎　紀州路　みなべにてお刺身ランチ
13:00 「結びビト」プログラムに参加
16:00 ホテル帰館
16:30 夕陽を眺めながらの足湯
18:00 ご夕食
20:00 温泉
21:30 ナイトキャップ・鳥渡

＜3日目＞
07:00 朝温泉
08:00 ご朝食
09:30 チェックアウト　熊野本宮大社へ
11:00 熊野本宮大社観光　本宮大社、大斎原
12:00 鰻料理「鹿六」にてランチ
13:00 熊野速玉大社へ移動
14:00 熊野速玉大社観光
15:00 熊野那智大社へ移動
15:40 熊野那智大社観光
17:00 熊野那智大社ご出発